経済的自由への旅

見たり聞いたりしたストレス解消の話を紹介しています。科学的根拠や心理学に基づいたものを中心に紹介しています。その他、好きな小説やお金のお話も少々。             https://kusakaberyotaro.hatenablog.com/

チーズはどこへ消えた。に学ぶ3つの教訓の話。

コシヒカリ

 

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今日はベストセラー作品、チーズはどこへ消えたを紹介します。

アップルやベンツが社員教育に採用したことでも有名となった作品です。

この本は人生の教訓となる大切な作品です。

この本にはねずみのスニッフとスカリー、

こびとのヘムとホーというキャラクターが出てきます。

彼らは、大好きなチーズを見つけるために、

毎日迷路の中を一生懸命探していました。

そんなある日、チーズステーションCというところで、

大量のチーズを発見します。

大喜びした彼らは、それから毎日ここでチーズを、

たらふく食べるという生活を送ります。

長いあいだ、快適な楽しい生活が続きましたが、

だんだんとチーズの数は、減っていき、

ある日チーズは綺麗さっぱりなくなってしまいます。

それを見てねずみのスニッフとスカリーは、

ほかのチーズを探すためにもう一度迷路へ旅立ちます。

その一方、こびとのふたりは、

パニック状態に陥ってしまいます。

彼らはチーズはどこに消えたんだ。

と怒り始め、今後どうすればいいか途方にくれます。

そして、二人が出した結論は現状維持。

いずれチーズは戻ってくると信じて、

その場に残ることとします。

しかし、当然ですが、待っても待っても、

チーズは戻ってきません。

次第にふたりは心身ともにダメージを受けて行きます。

そんな日々が続いたある日、ついにホーは、

迷路に出ることを決意します。

行動しなければチーズは手に入らないことに、

気付いたのです。

しかし、臆病なヘムはホーにこのように言います。

迷路に出てチーズが見つからなかったらどうするんだ?

しかも、外は危険だらけじゃないか。ここに残ろう。

そしてホーはこのように返します。

チーズは待っても戻ってこないさ、

人生は進んでいく、俺たちも進まなければならない。

そう言い残すと迷路へ出発したホー。

彼はここで一つ教訓を学びました。

それは変化を辞めると待っているのは破滅だけ。

生き残るためには自分が変わるしかないことを

理解したのです。

しかし、そんなホーに大きな壁が立ちはだかります。

それは恐怖です。

一歩迷路に出るとそれは今までに見たことのない場所。

そしてホーは目の前の暗い道に、

恐怖が待っているかもしれないと、

止まってしまいます。

しかし彼はそんな自分を客観的に見ようとしました。

そして俺は恐怖のせいで悪い方に考えているんだ。

もし、恐怖がなかったら俺はどうするだろうか?

前進することを決意します。

そして一歩踏み出した瞬間に笑を浮かべている

自分に、気づきました。

心を満たす何かを感じていたのです。

でも、どうしてこんなに気分がいいのだろう、

チーズもないのに、ホーは不思議に思います。

しかし、しばらくして気分のいい理由がわかりました。

そして、壁にこう書きます。

恐怖を乗り越えると楽な気持ちになる。

一番怖いのは何が起こるか想像しているとき、

そして行動さえ起こせばそこには何もないことが

わかったのです。

長らくいい気分になっていなかったホーは

意気揚々とチーズを探し続け、

しばらくすると新たなチーズステーションを見つけます。

しかし、中に入ってみると中身は空っぽ、

誰かが食べ尽くした後でした。

そしてまた一つ教訓を覚えます。

古いチーズに見切りをつければ、

それだけ早く新しい、チーズが見つかる。

この時になれば、ホーは過去にとらわれず、

今に集中するようになっていました。

なので、もっと早く探していればと後悔せずに、

探検を続けることにします。

さらにスピードを上げて前に進み続けたホー。

ついに、その時が訪れます。

目の前に、新たなチーズステーションを見つけたのです。

そこには、今まで見たことのない美味しそうなチーズが

山ほど、そしてねずみのスニッフとスカリーが、

美味しそうにそのチーズを食べていました。

しばらくは呆然としていたホーも次第に喜びが溢れ出し、

2匹のもとに向かいました。

そして笑顔で負いそうなチーズを掲げて、こう言います。

変化万歳。

 

この作品は人生の暗喩です。

小人たちが探していたチーズは、

仕事の成功やお金、良好な人間関係、やりたい事や、

あなたが人生で求めるものです。

そしてチーズを手にするためには、

人生という複雑な迷路を進んでいかなければなりません。

だからこそ、勇気を出して進んだホーの生き方を選ぶのか、

恐怖にとらわれその場に残ったヘムの生き方を選ぶのか、

この選択は重要です。

そして、二人から学べる教訓は3つあります。

一つ目は変化とは何かを失うことではなく、何かを得ること。

人間にはホメヲスタシス、恒常性維持機能といって、

現状維持することに安心感を覚えます。

逆に言うと、何かを失うんじゃないかと恐怖を、

強く感じるように設計されています。

そして、これが原因で多くの人は現状に固執してしまいます。

わかりやすい例がブラック企業の社員、

辞めたいと強く思っていても、実際に転職できる人は多くありません。

これは恐怖に支配されているからです。

転職してもっとブラックだったらどうしよう、転職できなかったら

どうしようと悪い方に考えてしまっているからです。

その結果、現状に対する不満よりも、

変化に対する不安が大きくなってしまい、

行動に起こすことが難しくなってしまいます。

もちろん、現状に不満があったらすぐに辞めろと、

無責任なことを言いたい訳では有りません。

伝えたいことは、新しいチーズを得るためには、

古いチーズを捨てなければならないこと。

決断するという意味のディサイドという言葉がありますが、

語源は切り捨てる、決断とは古いチーズを切り捨てることで、

変化とは、新しいチーズに出会うこと。

これを意識して変化を続けることがとても重要です。

二つ目の教訓は、過去の失敗は現在には関係ないこと。

あの大学に合格していれば、

自分に才能があれば、上手く言ってたのに、

過去の失敗や恵まれない点を言い訳にして、

何かを諦めてしまう人をたくさん見てきました。

もちろんスタート地点や、現在位置、才能は、

平等と綺麗事を言うつもりはありません。

借金があると新しいことにチャレンジしにくい。

学歴があったほうが就職に有利、これらは当然です。

ただそんな事は、皆さんには関係ありません。

今この瞬間に前に進むかを決めるのは今の自分です。

過去を悔やんだところで、新しいチーズは来ません。

それならば、前に進んでチーズを探すことのほうが

合理的ではないでしょうか。

学歴がない、お金がない、時間がない、と言い訳をせずに、

前に進んでいれば、

学歴以上のものを手に入れてたかもしれません。

結局は、今の自分が変わらない限り何も変わりません。

過去に囚われている暇があるなら、今この瞬間から変わりましょう。

言葉で言うのは簡単ですが実際に行動するのは、

簡単ではないですよね。

なので、三つ目の教訓です。

チーズは常に恐怖の先にある。

行動を起こすのは怖いものです。

失敗したら、周りからダサいと思われるかもしれないし、

生活が苦しくなるかもしれません。

しかし、結局自分の欲しいものは恐怖の向こう側へ、

用意されているものです。

なので考え方を変えて、恐怖を感じているということは、

あなたが挑戦しようとしている証拠、

正しい道を歩んでいる何よりの証拠です。

なので、恐怖が来た時に止まってしまうのではなく、

この先にいい事待っているんだと突き進んでいくと、

日常が変わっていきます。

是非、今日ふと友達になって人生という物語を、

楽しんでいって下さい。

まるで、私自身のために作られたストーリーに感じ、

なかなかに、意識高揚の効果がある話でした。

そして、もちろん自分もですが、

これを読んだ方の人生の契機になれば、幸いです。

そんな話でした。

 

 

経済的自由への旅 http://www.keizaitekijiyuuhenotabi.com/

 

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